名古屋市中区大須パーソナルジムVision
トレーナーの平澤です♪
極めるシリーズタンパク質編③です!
【大量摂取】
高タンパク・高脂肪といった食生活の欧米化と、日本人の大腸ガンの発症率の増加は強く関係してると言えます。
特に中高年の方は腸内環境を改善するため、高脂肪の肉類は控え、たんぱく質は魚介類や豆類を中心に摂取し、高タンパク・高脂肪の食生活を改善する必要があります。
最近の研究では消化不良となったタンパク質から神経毒である硫化水素が大量に作られ、セロトニンの合成が急激に低下し、イライラしたり、ヘルペスウィルスを活性化したりします。
体が必要とするタンパク質の量は、年齢(成長期)やストレス(精神的なもの、温度、筋力トレーニングなど)、疾患(感染症、がん、甲状腺機能亢進症など)や外傷、妊娠・授乳などによって増加します。
たんぱく質が不足すると、子供の場合成長不良、体力や思考力の低下など、体全体の機能が低下することになります。また、食事量が減りがちで運動もほとんどしないような高齢者の人や極端に運動量が少ない場合も、タンパク質の利用効率が低下して、必要量が増えると考えられています。
特に、激しい運動をすると、運動中に筋タンパク質の分解が促進されるため、タンパク質の必要量が増えます。適度な運動(軽度ないし中程度の運動=200〜400kcal/日)を行なった場合には、タンパク質の利用効率が高まり、必要量が減ることが報告されており、運動=必要量が増加、とは単純にみなすことはできないようです。
また、タンパク質の摂取量が増えれば、代謝にかかわるビタミンB6とマグネシウムも必要量が増えます。
特に、マグネシウムが欠乏すると、筋細胞内のミトコンドリアにカルシウムが入り込み、過剰に筋収縮を誘発し、痙攣の原因になります。
他にも、エネルギーの必要量によってタンパク質の利用効率は変わることが知られています。
同じタンパク質の必要量でも、エネルギーを余分に摂ると体内ではタンパク質の蓄積量が増えて、タンパク質の必要量は減ります。(これを「エネルギーのたんぱく質節約作用」と言います。)
逆にエネルギーが不足すると、たんぱく質はエネルギー源として利用され、タンパク質の利用効率が低下し、必要量が増えます。
余剰なたんぱく質は、脂質として蓄積されますが、尿中にも排泄されます。高たんぱく質は糸球体内圧を増加させ、糸球体障害を助長する可能性があり、腎機能が低下します。
また、尿中カルシウム排泄量の増加による骨量の低下やストレスの増大、インスリンの機能低下があります。
たんぱく質が体内で代謝されてできる老廃物は水、二酸化炭素、そして尿素です。尿素の窒素はアミノ酸のアミノ基に由来します。
尿素は汗や便の中に少しは排泄されますが、大部分は尿中に排泄されるため、腎臓の尿生成機能が低下すると体内に尿素が蓄積します。
腎機能を正常に保つために重要な栄養素として、ビタミンCやビタミンEがあります。
今回ここまで♪
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